特に思い当たる節がないのに、急に蕁麻疹の症状と思われる発疹が皮膚に現れて困惑したことがある、という方は意外と多いものです。

すぐ発疹が治まることから、大事にしない方もいらっしゃいますが、何故発疹が出たのか、そもそもの原因、なぜ発症するのか、疑問が多いかと思います。

 

具体的な原因はヒスタミン

 

ヒスタミン蕁麻疹にはアレルギーによって発症するものや物理的刺激によって発症するものなど、様々な原因があります。

原因自体は多種多様なのですが、発症するメカニズムは一緒です。

 

鍵を握るのは「ヒスタミン」と呼ばれる生理活性物質
これは皮膚の血管および血管の周囲に散在している肥満細胞中に含まれていいます。

この肥満細胞が「何らかの刺激」を受けることでヒスタミンが分泌され、毛細血管に作用します。
そして血管が拡張し、血液成分が血管外へ漏れ出してしまうことから膨疹などの症状が生じ、皮膚神経に作用して痒みを引き起こすことになります。

つまり、ヒスタミンを分泌させる刺激が蕁麻疹が発生する原因ということになりますが、この刺激は上記したようにアレルギー性のものもあれば、そうでないものもあり、簡単に原因を特定することはできません。



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蕁麻疹の発症の場所は決まってません

かゆがる男の子特に発症しやすいのは太腿、股、腹部、臀部、乳房周辺になりますが、

残念なことにそれに限らず頭皮、手の甲、足(脛・ふくらはぎ)、背中、唇など、皮膚面であれば何処にでも発症する可能性があるため、限定することは出来ません。

あまり知られてはいませんが、口の中や胃腸、咽頭、気道にも発症することがあり、発症した場合、痒さ以外にも腹痛、声枯れ、呼吸困難、呼吸障害、胃腸障害を引き起こす恐れがあるため、注意が必要です。

また、稀に目にも発症することがあり、目の粘膜に蕁麻疹が発症すると、目が開かなくなるほど膨れ上がることがあります。

 

以下、蕁麻疹の種類によって発症しやすい箇所をまとめましたので、参考程度にご覧ください。(蕁麻疹という言葉は省略しています)

【アレルギー性】
食物性 食物によるもの、発症の場所は特定できない。
薬剤性 薬剤によるもの、発症の場所は特定できない。
【非アレルギー性】

物理性

外部からの刺激、圧迫などによるもの。

肩から下げていたカバン紐の圧迫や下着のゴム部分の圧迫など、

外部刺激を受けた箇所に発症する。

寒冷

寒冷刺激によるもの。

冷えたものに触れた箇所や、冷えた飲み物を飲んだことで

唇、舌、喉などに発症する。

温熱 温熱刺激によるもの。温まった箇所に発症する。
コリン性 汗が原因によるもの。主に汗をかいた箇所に発症する。
日光 日光刺激によるもの。日光にさらされた箇所に発症する。

 このように、種類によって、ある程度は発症箇所を限定することができますが、ほんの一例ですので、あくまで参考として留意してください。

乳酸菌生成エキスという腸内環境を改善するエキスがあるのですが、その研究所にはアトピーでの臨床試験がありました。蕁麻疹でもちょっと期待はしたいですね。ちなみに、蕁麻疹に効果のある市販のお薬について

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参考:乳酸菌生成エキス研究情報センター
乳酸菌生成エキスセンター ※本サイトは、受注管理システムを開発しているネットショップ支援室が管理しているサーバーですが掲載されている情報については一切責任を負いかねますことをご了承ください。